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2011-03-30

ドリームタイムを活用しよう(3)ユングの夢

フロイトの弟子だった心理学者・精神医学者、カール・グスタフ・ユング(1875年7月26日-1961年6月6日)による夢の分析は、フロイトとは一線を画したものとなっています。

フロイトが学者然とした人物だったのに対し、ユングは直感力にも優れており、分かりやすく言ってしまえば超能力者や霊能者的な感覚を多分に持っていた人物でした。

ユングは夢を心の表れであるとしただけでなく、その人には属していない情報(集合的な無意識)までもが入り込むもの、と考えます。

ユングが提唱した「集合的な無意識」というのは、言ってみれば地獄の閻魔(えんま)様の台帳、もしくは、「アカシック・レコード」などとも呼ばれているものに近いものです。

これまでの長い人類の歴史におけるさまざまな意識や現在生きている人々の無意識にあるものが、どこかに保管され「集合となって無意識を形成する」とユングは考えます。

つまり、私たちは夢を見ているとき、知らないうちにその「集合無意識」にもアクセスしていて、その情報が夢に反映されるというわけです。

夢において、自分がまったく体験したこともないような世界が展開されたり、発想として思ったこともないような感覚が夢に登場するのは、「集合無意識」が関与することで、他の誰かが体験した意識感覚が入り込むからだと想定したわけです。

また、未来を予見することができる「予知夢」の可能性も考えました。

フロイトが夢を単なる自己心理分析のツールと考えていたのに対し、ユングは夢を「人生に重要な情報ツール」としてより重視し、「夢の拡充」(夢を詳細に見て分析すること)をアピールします。

「予知夢」なんていうと、SFの世界のようですが、例えば天災等を予知夢で見ている人たちは意外にも大勢います。

ユングの意見はあながちSFというわけではない、ということが後続の研究者たちの分析からも明らかになっているようです。

興味のある方は、「ユングの夢分析」を学んでみてはいかがでしょうか。

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