- 2011-09-27 (火) 13:58
- 心の癒し・健康
人生には「苦難」と「喜び」があります。日本人はどちらかというと美徳観から言っても、「苦難」の後に「喜び」がある、と考える傾向が強いように思えます。また、海外の諸国に比べるとパーティ文化や社交文化もどちらかという控えめですよね。日本の文化は欧米やラテン系諸国に比べると、「楽しむ」ということを慎むことが前提になっている、そんな感じさえあります。
では、遺伝子的にはどうなのか? シティ大学ロンドンのネーヴ博士の研究によると、「日本人をはじめとするアジア人は、他の人種と比べて『楽しい』と感じる遺伝子が少ないことが判明した」のだそうです。
ちょっと専門的になりますが、問題の遺伝子は「セロトニン・トランスポーター」と呼ばれるもの。「セロトニン」は、これが不足すると「うつになる」と言われるほど、心のバランスにとってとても重要な働きをする化学物質です。この「セロトニン・トランスポーター」には、長いもの(以下:L型)と短いもの(以下:S型)の二種類があり、「L型」は「S型」よりセロトニンを多く運ぶことができるとのこと。
そして人は「セロトニン・トランスポーター」を2本持っているため、その組み合わせは1)LL型:L型2本の組み合わせ 2)SL型:S型とL型の組み合わせ 3)SS型:S型2本の組み合わせ、ということになります。
わかりやすくいえば、1)LL型が一番ハッピーな感情になりやすく、3)SS型はハッピーな感情が少なめ、ということになるわけです。
そして博士の分析の結果「アジア人は白人、黒人に比べL型遺伝子を持つ割合が少ない」ことが判明したのです。つまりアジア人はセロトニン不足気味、というわけですね。
しかし博士によれば「遺伝子が感情に関係していることは否定できないが、遺伝子で決まる部分は3分の1で、残りの3分の2は外的要素で決まる」とのこと。ということで、いかにセロトニンが供給されても、周囲の環境がハッピーでなければ、心はその影響を受けてしまうそうです。日本人は遺伝子的にはセロトニンが少なめなので、その分、気持ちで日々をハッピーにしていくことが、心のバランスを取るコツなのかもしれません。
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